当院の腰椎椎間板ヘルニア治療のご案内
当院の腰椎椎間板ヘルニア治療のご案内
腰椎椎間板ヘルニアによる症状でお困りの方へ。
当院では、脊椎(頸椎、胸椎、腰椎)の椎間板ヘルニアの症状でお困りの方を対象に、顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア切除術を含め、個々の患者様に最適な治療の提供に力をいれております。
このページでは、椎間板ヘルニアのうち、特に腰椎の椎間板ヘルニアの治療法の適応や特徴、実績などをご紹介しております。ぜひ最後までお読みください。
椎間板ヘルニアとは、一言で言えば、腰の骨と骨の間にあるクッション(椎間板)が壊れて、近くにある神経を圧迫する病気です。この原因には、加齢や過度な負担、急な動きなどがあり、腰
痛や下肢の痛みやしびれなどの症状を引き起こします。
当院には、約8000人の脊髄・脊椎疾患の治療経験を有する専門スタッフを含めた4名の日本脊髄外科学会指導医 兼 専門医が在籍し、脊髄・脊椎治療のボリュームセンターとして脊髄や脊椎の外科治療に力を入れております。
特に、椎間板ヘルニアの下肢の麻痺や強い痛みがある方を対象に、高度テクニックが求められる顕微鏡手術を積極的に行っております。
顕微鏡を用いた腰椎椎間板ヘルニア切除術の適応
顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア切除術は、以下のような方に適応となります。
・各種保存的治療を2~3ヶ月行っても効果がない場合
・痛みの発作が繰り返す場合、痛みが激しい場合
・下肢の運動麻痺が著明な場合
・排尿排便障害がある場合
顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア切除術の特徴
顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア切除術は、神経へのダメージを最小限に抑えることが可能な手術で、以下のようなメリットがあります。
● 高い精度と安全性
手術用顕微鏡を使用することで、神経やその周辺の組織を拡大して見ることでき、これにより神経を保護しながら、最小限の範囲でヘルニアの塊を切除することが可能です。
● 小さな傷跡と早い回復
顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア切除術は皮膚の切開は4~5cm程度で済み、筋肉や靭帯などの組織の損傷を最小限に抑えることができ、翌日から歩行器を用いた歩行が可能です。
● 入院期間が短い
入院期間は10~14日程度で、長期入院の必要はありません。
顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア切除術の手順
ご参考までに、顕微鏡を用いた椎間板ヘルニア切除術の手順の概略図を以下にご提示させていただきました。
詳細は、当院 脊髄脊椎外科の疾患解説ページをご参照ください。
当院の脊髄脊椎外科手術 治療実績
2003-2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 累計総数 | |
手術総数 | 4,107 | 410 | 392 | 490 | 538 | 575 | 545 | 548 | 7,605 |
頚椎椎間板ヘルニア | 202 | 26 | 21 | 14 | 12 | 16 | 15 | 15 | 321 |
頚椎症(頚部脊椎症) | 448 | 44 | 53 | 48 | 48 | 47 | 46 | 48 | 782 |
頚椎後縦靱帯骨化症 | 146 | 14 | 9 | 10 | 9 | 1 | 6 | 8 | 203 |
胸椎後縦靱帯骨化症 | 6 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 11 |
胸椎黄色靱帯骨化症 | 57 | 7 | 6 | 0 | 5 | 5 | 6 | 3 | 89 |
腰椎椎間板ヘルニア | 782 | 79 | 73 | 109 | 119 | 124 | 118 | 133 | 1,537 |
腰部脊柱管狭窄症 | 972 | 74 | 84 | 127 | 127 | 105 | 115 | 92 | 1,696 |
腰椎すべり症 | 418 | 34 | 43 | 23 | 22 | 42 | 39 | 29 | 650 |
脊髄脊椎腫瘍 | 154 | 14 | 9 | 12 | 5 | 12 | 6 | 12 | 224 |
脊髄脊椎損傷 | 14 | 3 | 8 | 3 | 9 | 10 | 12 | 12 | 71 |
脊椎圧迫骨折 | 119 | 28 | 18 | 35 | 24 | 34 | 26 | 36 | 320 |
その他 | 789 | 87 | 67 | 108 | 158 | 178 | 154 | 160 | 1,701 |
当院は、日本脊髄外科学会認定の脊髄脊椎治療 専門医4名、指導医4名(※)が在籍し、2004年より日本脊髄外科学会の訓練施設(京都大学をはじめ国内の複数の大学病院の指定訓練施設)の指定を受けております。
(※) 日本脊髄外科学会認定指導医が4名以上いる施設は、国内で大学病院を含め4施設ほどに限られ、当院は脊髄脊椎治療のボリュームセンターとして、日々、脊髄脊椎疾患治療の研鑽に努め、また、治療法の発展のための同分野の臨床研究にも力を入れております。
当院の脊髄・脊椎疾患への診療の特徴
当院には、椎間板ヘルニアをはじめ、背中や腰の痛み、手足の痛みやしびれ、動かしずらさなどの症状でお困りの方々が県内外から多く来院されております。
診断には脊髄造影、CT、MRIなどの高度な診断機器を用い、専門医により、お一人お一人にとって最適な治療法をご提案させて頂いております。
また、脊髄・脊椎疾患の治療では、治療後のリハビリテーションも重要となるなってきます。
当院では脊髄・脊椎疾患でお困りの方々の治療後の素早い回復のためリハビリテーションもにも力をいれており、丁寧にサポートさせて頂いております。
腰椎椎間板ヘルニアやその他の神経圧迫性疾患でお困りの方、当院までお気軽にご相談ください。
ご予約・お問合せ先
ご予約・お問合せ先電話番号:TEL:054-643-1310
当院での椎間板ヘルニア治療の詳細をお知りになりたい方は、以下の当院 脊髄脊椎外科の疾患解説ページもご参照ください。