統合医療センター
がんの代謝を抑え、本来の免疫力を引き出す
『統合医療入院プログラム』のご案内
がん治療の現場では、標準治療(手術・抗がん剤・放射線)だけでは解決できない課題が依然として残っています。当院の統合医療センターでは、がん細胞の「代謝の弱点」を突き、患者様自身の「免疫サイクル」を活性化させることで、身体に負担の少ない「がんを弱体化させる治療」を2〜3週間の入院プログラムで提供しています。
当院が提案する「統合医療」3つの柱
当院の補完・代替療法は、単一の治療ではなく、複数のアプローチを組み合わせることで相乗効果を目指す「複合的治療」です。
1. がんの「代謝」を制限する(ケトン食療法)
がん細胞の主なエネルギー源である「糖質」を制限し、良質な脂質をエネルギー源とする「ケトン体」を誘導する食事療法です。がんの増殖を抑える環境を整えます。
2. 「熱と酸素」でがんを追い詰める
がん細胞が熱に弱い特性を利用した「温熱療法(ハイパーサーミア)」と、全身の酸素濃度を高めてがんの嫌気的環境を改善する「高気圧酸素療法」を軸に、物理的なアプローチを行います。
3. 「抗酸化と免疫力」の底上げ
「高濃度ビタミンC点滴」や「水素吸入」により、身体の酸化ストレスを軽減。さらにリハビリテーションを並行することで、治療に耐えうる体力と免疫力の維持を図ります。
入院治療プログラムの内容
2〜3週間の入院期間中、お一人おひとりの病状に合わせて以下のメニューを組み合わせて実施します。
| 治療項目 | 内容・頻度 |
| 温熱療法(ハイパーサーミア) | 40分間の加温。3日間で1〜2回施行。 |
| 高気圧酸素療法 | 90分間の加圧。毎日施行(日祝除く)。 |
| 食事療法(ケトン食) | 院内で徹底管理された糖質制限・高脂質食の提供。 |
| 高濃度ビタミンC点滴 | 週に1回、高用量のビタミンCを静脈投与。 |
| 水素療法 | 水素吸入および水素水の摂取。 |
| 遠赤外線マット加温 | 病室にて、ご自身のペースで身体を芯から温めます。 |
| リハビリ・内服 | 体力低下の予防、ビタミン剤や重曹等の内服併用。 |
※ 放射線治療、低用量抗がん剤治療、疼痛管理などを医師の判断により施行します。
入院費用について
今回の入院治療に関しては、一般的な保険診療での自己負担以外の請求(自費診療分)はありません。 入院基本料、治療費、食事代、差額ベッド代等、すべて保険診療の範囲内での対応となります。 ※個人の負担割合や限度額適用認定証の有無により、お支払い額は異なります。
副作用と安全性について
本治療の最大の特徴は、**「重篤な副作用がほとんどない」**ことです。 抗がん剤治療のような激しい嘔気や脱毛、倦怠感などは通常見られません。一時的な血管痛や耳抜きが必要な気圧変化などはありますが、医療スタッフによる適切な処置で速やかに改善するものがほとんどです。 体力が低下している方や、標準治療の合間の方でも安心して受けていただける内容となっています。
入院・治療をお受けいただけない方
安全に治療を継続し、最大限の効果を得るために、以下に該当する方は本治療の対象外となる場合がございます。
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全身状態(ADL)が自立していない方
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経口摂取(食事が口から摂ること)が困難な方
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認知機能障害があり、意思疎通が難しい方
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重度の食物アレルギー、胆石症、乳糖不耐症の方
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糖尿病でインスリン投与中の方(食事療法への影響のため)
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喫煙習慣のある方、および医師が不適切と判断した方
統合医療センター 長 ごあいさつ
平井 崇久(副院長)
「標準治療のその先へ。身体の可能性を信じる医療を。」
がんと診断され、標準的な治療を懸命に続けてこられた中で、「他にできることはないのか」「体力を落とさずに治療を続けたい」と切実に願う方は少なくありません。
近年、健康維持や病気予防、がん治療としてケトン食が注目されています。当院では、2025年7月よりケトン食のご提供を主軸に温熱療法や高気圧酸素治療などを併用した入院でのがん統合医療を開始しました。
当院の統合医療センターが目指すのは、単に病を診るのではなく、患者様の「身体の環境」そのものを整えることです。がん細胞の代謝の弱点を突くケトン食、物理的な熱や酸素によるアプローチ、そして免疫力を高める点滴療法。これらを組み合わせることで、がんの増殖を抑え、本来備わっている「健やかになろうとする力」を最大限に引き出すことを目的としています。
私たちは、現在の主治医の先生が行っている治療を尊重しながら、それを力強く支える「もうひとつの柱」でありたいと考えています。納得のいく治療を選択し、前向きに病に立ち向かうためのサポートを、私たちチーム一同、全力で行わせていただきます。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
入院のご相談・お問合せ
入院プログラムの詳細や、ご自身の状況で治療が可能かどうかなど、まずは統合医療センター直通の専用ダイヤルまでお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが丁寧に対応させていただきます。
藤枝平成記念病院 統合医療センター(専用直通ダイヤル)
(受付時間:月〜土 9:00〜17:00 ※日・祝除く)
※お電話の際は「統合医療・ケトン食入院の相談」とお伝えいただくとスムーズです。
〒426-8662
静岡県藤枝市水上123番地1号
