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高気圧酸素治療室

ご予約・お問合せ先054-643-1230(代)

 

高気圧酸素治療とは

今、皆様が生活している気圧は大気圧と呼ばれ、1気圧となっています。高気圧酸素治療では、専用の機器の中で100%の酸素を使い、2気圧(水深10m相当)まで気圧を上げることで体の酸素不足を改善する治療になります。

通常、呼吸により取り込まれた酸素は血液中のヘモグロビンという組織により身体中に運ばれます。
そのためヘモグロビン以上の酸素を取り込む事はできません。

しかし、高気圧酸素治療により、血液に酸素が溶け込むようになり(溶解型酸素)、通常の10~20倍の酸素を体内に取り込むことが可能になります。

 

主な治療効果、適応疾患

1)主な効果
①高酸素化
血液内の酸素が増えることで身体中に酸素が行き渡ります。
②抗菌作用
酸素にある抗菌作用を利用し、細菌の発育を阻害します。
③血管収縮
頭蓋組織内圧力を減少させます。また、むくみの抑制にも効果があります。
④気泡縮小
圧力をかけることで身体中の気泡が小さくなります。
⑤新血管作成
血液中に多くの酸素が流れることで新しい毛細血管が作られます。
そのことで血流阻害になっている組織に酸素を送ります。

 

2)適応疾患
一連につき10回まで
  • 急性一酸化炭素中毒、その他のガス中毒(間歇型を含む)
  • 重症軟部組織感染症(ガス壊疽、壊死性筋膜炎)又は頭蓋内腫瘍
  • 急性末梢血管障害
    • 重症の熱傷又は凍傷
    • 広汎挫傷又は中等度以上の血管断裂を伴う末梢血管障害
    • コンパートメント症候群又は圧挫症候群
  • 脳梗塞
  • 重症頭部外傷後若しくは開頭術後の意識障害又は脳浮腫
  • 重症の低酸素脳症
  • 腸閉塞
一連につき30回まで
  • 網膜動脈閉塞症
  • 突発性難聴
  • 放射線又は抗癌剤治療と併用される悪性腫瘍
  • 難治性潰瘍を伴う末梢性循環障害
  • 皮膚移植
  • 脊髄神経疾患
  • 髄膜炎又は放射線障害
  • (スモン)

 

治療について

治療中はスタッフが付き添いますので、ご安心ください。機器の中にマイクがありますので、何かあればいつでもスタッフと会話が可能です。治療中は体を動かすこともでき、テレビ鑑賞も可能です。患者様はリラックスした状態で治療を受けることができます。

治療時間は気圧調整時間を含め、約90分となります。その間、お手洗いに行けませんので、治療前にお手洗いに行かれることをおすすめします。

 

注意すること

①持ち物について

この治療には、貴金属類、引火性のある物の持ち込みは出来ません。シップ、整髪料など身に付けるような物もご遠慮ください。

患者様には治療着に着替えていただきます。ロッカーを用意しておりますので、貴重品等はロッカー内で管理をお願いします。

持ち込み禁止 例

マッチ、ライター、カイロ、補聴器、携帯電話、鍵、腕時計、アクセサリー類、シップ、軟膏、ウール・ナイロン・テトロンなど静電気が起きやすい衣類

 

②耳抜きについて

治療中、気圧が変化する際に耳に違和感(飛行機に乗った時や新幹線がトンネルに入った時のような耳に何か詰まった感覚)が生じることがあります。その際には耳抜きをしていただきます。

耳抜きの方法

・唾を飲み込む
・あくびをする
・飴を舐める

耳抜きがうまくできない場合、副作用(中耳炎、内耳炎等)を生じることがあります。耳に痛みが出た場合は、すぐにスタッフにお伝えください。

 

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