ガンマナイフによる治療の内容
ガンマナイフ治療は、以下の4つのプロセスで行われます。
❶頭部のフレームへの固定
頭蓋内の病巣にビームの焦点を固定するため、放射線の照準を、ミリ単位の精度で合わせる必要があります。
局所麻酔を施して、ガンマナイフ治療用の金属フレーム(ステレオタクティックフレーム)を、ピン/ボルトで頭蓋骨外板の深さまで打ち込み固定します。
これで患者の頭部にフレームが固定されます。
治療時には、このフレームをガンマナイフ治療装置に強固に固定するため、ガンマナイフ治療は放射線治療の中でも他に類を見ない位置精度での治療が可能です。
治療中に(くしゃみをしても、地震が来ても)治療部位がズレることがありません。
❷画像撮影
頭部にフレームが装着された状態で頭部の画像撮影を行います。
治療対象となる病気の種類により、MRIやCTスキャン、脳血管撮影を行います。
これによって、治療に必要な照射範囲の位置、形状の正確な情報を得ることができます。
❸治療計画(放射線照射位置と放射線線量の決定)
腫瘍の位置やサイズなどの情報を元に、医師が治療ガンマ線の放射線線量と照射範囲を決定します。
数値計算、表示は専門の治療計画ソフトウエアで行われます。
❹ガンマナイフ治療の開始
治療計画が完了後、頭部のフレームをガンマナイフ治療装置に専用のアダプターで固定し、治療を開始します。
治療時間は、腫瘍の大きさや数により変わります。単発の病変の場合、平均20分前後で治療が終わります。
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